白鷹町文化交流センターでは、山形県在住または出身の若手アーティストの展覧会を開館以来毎年開催しており、第3 回目となる今回は村上滋郎による個展として開催いたします。
村上は長井市出身で、東北芸術工科大学を卒業後に京都市立芸術大学を修了、現在は京都市を拠点に活動しています。
本展タイトル「ノスタルポップチック」というのは村上の造語で、ノスタルジックでポップという制作のテーマを端的に示したものです。村上はこうしたテーマで、身近にある日用品やガラクタ、ジオラマ模型の材料などを組み合わせたインスタレーションと、そのインスタレーションを平面化したような絵画を制作しています。
これらの作品には、幼少の頃に遠くから聞えた夜祭りの音、閉園時間となり動きを止めたメリーゴーランド、そのような色鮮やかでありながらもどこか寂しい気分が漂っています。
本展では新作を中心に、平面・立体・映像が入り乱れた村上の作品世界を紹介いたします。
≪プロフィール≫
村上滋郎(Jiro Murakami)/京都市在住
1983 山形県長井市 生まれ
2006 東北芸術工科大学 芸術学部 洋画コース 卒業
2008 京都市立芸術大学 美術研究科 絵画専攻油画 修了
2010〜 bakehouse( 徳山拓一+ 村上滋郎によるユニット) も活動中
<個展>
2008 DICE PROJECT003 / roller coaster island/magical art room / 東京
2009 オコタがタワーでキャンピング / tokyo wonder site 本郷 / 東京
2009 トーキョーワンダーウォール都庁 / 東京都庁/ 東京
<グループ展>
2008 ART AWARD TOKYO 2008/ 行幸地下ギャラリー/ 東京
2008 トーキョーワンダーウォール2008/ 東京都現代美術館/ 東京
2009 四つのアトリエ/ 京都オ−プンスタジオ/ 桂スタジオ/ 京都
2009 PICA3/ アートコートギャラリー/ 大阪
2009 わくわくJyoban-Kashiwa プロジェクト/ 旧シネマサンシャイン/ 柏
2010 京都オープンスタジオ2010/ 桂スタジオ/ 京都
2010 トーキョーワンダーウォール10 周年展/ 東京都現代美術館/ 東京
2010 わくわくKyoto プロジェクト / 元・立誠小学校/ 京都
2011 京都オープンスタジオ桂 bakehouse として参加
<受賞歴>
2008 京都市立芸術大学修了制作展 奨励賞
2008 トーキョーワンダーウォール2008 大賞
2008 ART AWARD TOKYO 2008 審査員賞
村上滋郎の活動情報などはコチラから→
「かつらスタジオ」HP内『Artist/村上滋郎』